入浴剤大好き薬剤師のあひろーるです。
サウナで「整う(ととのう)」ってよく聞くけど、「めまい」と似ているって本当?
かつて、サウナの「整う(ととのう)」のと「めまい」の違いが分からずに、少しふらつくくらいが気持ちいと感じていました。
しかし、「整う」と「めまい」はメカニズムも感覚もまったく違います!
せっかくサウナで整いに行ったのに、気持ち悪くなったら悲しいですよね。
こちらの記事では、サウナで「整う(ととのう)」ために、「めまい」との明確な違いや、気持ちよくサウナに入るポイントをまとめました。
おすすめのグッズや、お得にサウナに入る方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください♪
サウナで「整う(ととのう)」とはどういう意味?
サウナで「整う(ととのう)」とは、どういう状態かいまいちわかりませんよね。
脳の動きから説明すると、サウナと水風呂を行き来することによる温冷差の刺激で、脳内にβ-エンドルフィンやオキシトシン、セロトニンなどの物質が分泌されます。
- β-エンドルフィン:鎮痛効果や気分を高揚させる
- オキシトシン:ストレスを緩和する
- セロトニン:精神を安定させる
また、脳内はβ-エンドルフィンなどが出て活性しているのに対して、身体は副交感神経が高まりリラックスしています。サウナによるこれらの身体の反応によって、入浴では味わえないリラックス体験のことを「整う(ととのう)」と呼んでいます。
サウナで「整う(ととのう)」仕組みとは
サウナで「整う(ととのう)」仕組みをもう少し深堀りしてみましょう♪
サウナで「整う(ととのう)」感覚を理解するのに大切なキーワードは、「交感神経」と「副交感神経」です。
「交感神経」とはいわゆる興奮モード
「副交感神経」とはいわゆるリラックスモード
サウナの一連の流れで、意図的に「交感神経」と「副交感神経」のそれぞれの神経を活発化させることで、「整う」という感覚をつくりだしているんです。
「整う」のメカニズムについて、もう少し詳しく書いていきますね。
まず、80~90度のサウナの中にある程度いると、「身体にとって不快な状態」になり、自律神経がそれに適応しようとして交感神経が活発化させます。
次に17度くらいの水風呂に浸かると、最初は気持ちいと感じます。しかし、段々と「身体にとって不快な状態」となり交感神経が活発になります。
そして、肝心の「整う」を感じられるのは休憩のときなんです!
サウナと水風呂のあとに休憩することで、副交感神経が活発になって身体が極度のストレス状態から解放されます。極度のストレスから解放される反動からリラックスモードに入るこの状態を「整う(ととのう)」と呼んでいます。
サウナで整う(ととのう)感覚とめまいの違いってなに?
サウナで「整う(ととのう)」感覚と「めまい」は、勘違いしやすいです。
「なんだかキツいなぁ」と思ったときは身体からのSOSのサイン。
本当に気持ちいい「整う(ととのう)」を感じるためにも、違いを知っておきましょう。
サウナで「整う」感覚
サウナで整う(ととのう)とはどんな感覚なのでしょうか。
ちなみに、わたしはサウナ後の「少し身体が疲れてぽわっとふわふわした感じなんだけど、なんだか幸せ」な感覚のことを「整う」と呼んでいます。
サウナや水風呂で交感神経を刺激し、休憩で副交感神経も刺激することで、覚醒しながらもリラックスしている状態になることで「整う」感覚を得られるんです。そんな「サウナの整う」感覚は、いろんな言葉で表現されています。
・サウナ後に訪れるサウナで得る最大の快感
・すごい多幸感に包まれて宇宙と一体になったような感覚
さらに、サウナで「整う」の感覚を掴むために、書籍の表現等を並べてみました。
- 多幸感
- 恍惚感
- リラックス
- トランス状態
- サウナトランス
- ディープリラックス
- とても気持ちいい
- 頭/思考は冴えている
- ランナーズハイに似ている
- サウナ後の心身ともに非常に調子の良い状態
- リラックスしているけれども眠くない
- むしろ意識はハッキリしている状態
引用した書籍では、「サウナのいろは」を学べます。
サウナを極めたい方におすすめの書籍なので、楽しいサウナライフのために、読んでみるのもおすすめですよ♪
サウナ中の「めまい」の感覚・症状
サウナで起こるめまいとは、一時的に脳の血液量が減少するため起こります。
一言でいうと、「整う」感覚にはない「不快感」があります。
感覚としては、非常に気分が悪くなったり、視界が白くなったり、狭くなったり、立ったときにクラッとくる「立ちくらみ」や、回るような感覚や、「フラフラ」「グラグラ」する状態になります。
軽い症状であれば、身体がふらつく程度でおさまりますが、この感覚と「整う(ととのう)」を勘違いしないようにしましょうね。
また、身体が慣れていない1セット中は、特に注意しましょう。
サウナでめまいを起こしたときのメカニズム
「めまい」の詳しいメカニズムをご紹介します。
- サウナから水風呂へ移動したときに、冷たさや水圧で血管が収縮する
- 水風呂後の休憩中(外気浴中)に血管が拡張する
- 血圧が下がり一時的に脳の血液が減少する
- 血流は身体に流れるため脳への血流が少なくなる
- 急激な温度変化によって血圧が乱高下する
「めまい」だけでなく、心臓や血管に異常事態が発生している「ヒートショック現象」や、過度な脱水による「熱中症」の危険性や、各臓器を酸欠状態にして「機能不全」を起こすこともあります。
そして、最悪の場合は死に至ることもあります。
「めまい」の症状である、ふらつきや立ちくらみが出たときは、すぐにしゃがんで転倒を防ぎましょう。また、水分を摂取して休むことや、周りの人に助けを求めるのも身体を守るために大切です。
効果的に「整う(ととのう)」サウナの入り方4選
サウナで「整う(ととのう)」のを知ると癖になりますよね!
より効果的に「整う」入り方を4つまとめました!
①サウナに入るときは身体を拭く
効率よく汗を出すことはサウナで重要なポイント。
濡れた体でサウナに入ると、水分が蒸発して身体が冷えて効率よく汗を出すことができません。よって、サウナに入る前には乾いたタオルで身体をしっかりと拭いておきましょう!
また、水風呂から出たあと、乾いたタオルで身体を拭いていませんか?水風呂後は、濡らして固く絞ったタオルで身体を拭いてから休憩をすることで、皮膚の感覚が敏感になって「整う状態」をさらに味わえるんですよ。
②サウナから出たら 頭から冷やす
サウナ後、水風呂だけで済ましていませんか?
より効果的に「整う(ととのう)」には冷水で頭を冷やすことも大切なんです!
サウナの中は上へ行くほど高温です。よって、頭部が最も温まった状態になるんですよ。
よって、サウナから出たらシャワーやかけ水で頭も冷やしてから休憩することで、さらに整う感覚が得られやすくなります。
③水風呂に入るとき身体を慣らしてから入る
サウナの後って、勢いよく水風呂に入りたくなりますよね。
実は、その行為、めちゃくちゃ危険なことをしてますよ。
サウナで温まった身体を一気に冷やすと、膨張していた血管が急激に縮小して血圧が乱れ、めまい、ヒートショックを起こしてしまう可能性が高まるんです!
水風呂に入るときは、心臓から遠い手や足に水をかけて、身体を慣らしてから入りましょう。
④休憩中はリラックスする
サウナで「整う(ととのう)」には質がよい休憩も大切です。
整う状態をより感じるために、静かな場所で、会話をせず、悩みごとも一旦置いておいて、ゆっくりと身体を休めることがポイント。
イスに座って目を閉じ全身の感覚に集中することで、血液の流れを感じられて、非日常の「整う」感覚を掴みやすくなります。
サウナに安全に入るための大事な5つの対処
サウナで気持ちよく「整う(ととのう)」ための対処法を5つご紹介します。
あわせて、快適で質が良いサ活におすすめの道具もご紹介していますよ♪
サウナでのめまい対処①我慢しない(心拍数に注意)
サウナから出るタイミングを「心拍数」を目安にするのが良いです。
具体的には、「平常時の心拍数の2倍」になったらサウナ室から出ましょう。
サウナで無理をして長く入るほど、血管が拡張し脳への負担が大きくなります。その結果、めまいや、ヒートショックを引き起こすことに!
また、サウナ後の水風呂も我慢しすぎないことが重要なんですよ。水風呂に入りすぎると、血流が極端に下がりすぎて「めまい」を起こしやすくなります。特にぬるめの水風呂だと長居しがちなので、水風呂の出る基準を決めておくのもGOOD。
サウナに慣れていてもその日の体調によって身体の反応は違います。「心拍数」を目安にすると体調に左右されず適切な時間でサウナに入ることが可能です。心拍数を正確に測ることができるスマートウォッチはサウナのお供におすすめですよ。
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サウナでのめまい対処②サウナの時間に注意
サウナの時間配分は、「サウナ4 : 水風呂1 : 休憩5」の割合がよいと言われています。
サウナの入り方に気を付けるのもポイント!
\おすすめのサウナの入り方/
- 水分を摂る
- サウナに入る前に身体を洗う
- サウナに入る前に湯船に浸かって温まる(汗がでやすくなる)
- サウナ→水風呂→休憩を1セットでこれを3セット繰り返す。
休憩は、「外気浴」がおすすめです。露天風呂のところに、寝そべるベンチが置いてある場所に寝そべってゆっくりすると気持ち良いですよね。
外気浴は「整う」ために大切なので、この時間は削らないようにしましょう。
サウナでのめまい対処③飲酒後を避ける
お酒に含まれているアルコールは、利尿作用があるため「脱水」に繋がります。
お酒が飲みたいときは、サウナ前ではなく、サウナ後に水分をとった後がGOOD♪
「サウナで起きた事故の多くが飲酒と関連している」という報告もあるので、飲酒後のサウナは避けましょう。
サウナでのめまい対処④脱水症状に注意
サウナ1回分の発汗量はどれくらいかわかりますか?
正解は、1回あたり300mlから400mlです。
コップ1杯分もの量がでるんですね。
サウナ前に水分を摂ることで貧血や脱水症状を防ぐことができます。よって、サウナに入る間に、水分を摂取するようにしましょうね。
サウナでの飲み物は、「ポカリ」や「アクエリアス」を飲む方が多いですよね。しかし、糖質やカロリーがはいっているので、飲みすぎると糖尿病になる可能性があります。
よって、「糖質控えめ」、「低カロリー」のイオンウォーターがおススメです。ネットだと安く大量買えるうえに、運ぶ手間もかからないのでおすすめです♪
サウナでのめまい対処⑤空腹・満腹状態で入らない
空腹状態だと血圧が下がるので、貧血になりやすいんです。
一方、満腹状態のときも血流が胃に向かうので避けましょう。
腹八分目の状態で、サウナに入ることがオススメです。
そして、「サウナで整うこと」は、ストレス緩和や睡眠を促す効果があります。
よってホルモンバランスが乱れやすい女性にもおすすめなんです。
また、ホルモンバランスをより安定させるために、
①栄養バランスが良い食事
②ストレス解消
③質の良い睡眠
を日頃から気をつけましょうね。
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サウナで「整う(ととのう)」のと「めまい」との違いまとめ
サウナでの「整う(ととのう)」感覚と「めまい」の違いについて、書籍の意見やメカニズム、それぞれの感覚の違いから解説しました。
「整う」と「めまい」について簡潔にまとめると、
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