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ワンホンデザインとは
「ワンホンデザイン」とは、中国語の「网红(ワンホン)」=ネット上で人気のインフルエンサーを由来とする、アイラッシュデザインの一種です。長いエクステンションを「柱(スパイク)」として等間隔に配置し、その間を短いエクステで埋めることで、束感と立体感を演出します。均一長さのまつげエクステよりもメリハリが強調され、目の縦幅を印象的に見せるのが特徴です。より詳しい基礎知識や施術実例については、ワンホンデザインの基礎知識と作り方をご覧ください。
仕上がりの特徴
- 束感のあるメリハリ:長短差のリズムが「ぱっちり」とした存在感を生む。
- 縦幅強調効果:長い柱を等間隔で配置するため、目が縦に大きく見える。
- レイヤー感:短い毛で隙間を埋めることで濃さと抜け感を両立。
- トレンド背景:中国のインフルエンサー発信から日韓欧米にも波及した最新デザイン。
施術の基本構造
- 柱(スパイク)の本数:平均6〜7本を目幅に合わせて均等配置。
- 長短差:柱より2mm以上短い毛で間を埋める。
- 装着層:柱は自まつげの最上層に置くと長短差が際立つ。
- 根元距離:およそ0.5mmをあけて装着するのが基本。
- 本数比率:長い部分35%、短い部分65%が目安。
使用する長さ・カールの実例
サロンで多い設計例として、
- 長い部分:10〜13mm
- 短い部分:7〜10mm
- カール:CカールやDカールが一般的
などがあります。素材はフラットラッシュやボリュームラッシュを単独・ミックスで使い分け、仕上がりの印象を調整します。
スパイク(柱)の作り方
柱は「クローズドファン(閉じたボリュームファン)」や「クラシックの長めエクステ」で形成します。さらに「ウェットルック技法」(細い毛束を狭い幅で閉じる)も応用され、束感を際立たせます。
近縁デザインとの関係
海外では「マンガラッシュ」と呼ばれる類似デザインがあり、ワンホンと同様に長いスパイクを要所に配置して短い毛で隙間を埋めるという点で共通しています。
向いている目元・注意点
- 向いている人:目を大きく見せたい人、自まつげが短め・少なめの人。
- 出にくいケース:自まつげが長すぎたり量が多すぎる場合、長短差が目立ちにくい。
ワンホンデザインの特徴や向き不向き、注意点についてはワンホンマツエクの魅力と注意点を参考にすると、施術前の理解が深まります。
持ち・メンテナンス
- 柱のエクステが取れるとデザインバランスが崩れやすいため、通常より持ちに差を感じやすい場合があります。
- リペアや付け替えの目安は2〜4週間程度。
- コーティング剤やマスカラを根元に溜めないなど、日常ケアが持続性を高めます。
代表的な施術フロー
- 柱の本数・位置を決める
- 長短差を2mm以上設けて間を埋める
- 毛先1/3をコーティングし束感を整える
- 最終チェックで均一性を確認
まとめ
ワンホンデザインとは、インフルエンサー発の最新アイラッシュデザインであり、柱と短い毛の長短リズムによって縦幅を強調し、束感と立体感を同時に作り出す手法です。施術には柱の計画や長短差の設定など専門的な技術が求められますが、その仕上がりは目元を華やかに見せ、トレンド感を取り入れたい方に選ばれています。